鬼畜紳士に捧げるお題、完結！

ようやく完結です、鬼畜紳士お題。
本当は土日あたりに更新する予定でしたが、時間もできたし、早く完結させてしまいたいので今日更新しました。ふんぱつして2作！
番外編を書くかは非常にびみょーなところですが、とりあえずは完結です。二人の物語は終わりです。
今後、鬼畜紳士のお題を使うことがあっても、今回の二人で書くことはもうないと思います。
というより、鬼畜紳士のお題を使ったわりには鬼畜にならんかったなぁ、と我ながら苦笑い。鬼畜紳士お題始めた頃にとある読者さんから「鬼畜紳士のお題を使った小説は大人向けが多いんですよ」と教えてもらったことがあります。そこをずっと純情路線で書いてしまった私(笑)
まあ、鬼畜だったかどうかはともかく、書きたい二人を書けたと思います。歳の差ものでこんなに長く書いたのも初めてです。いろいろと自分の執筆スタイルが見えた気がします。勉強になりました。
次回の更新予定。小説は完結しましたが、連載中に日下部さん、すけっちさん、ミチさんのお三方から鬼畜紳士イメージイラストをいただきましたので、それらを一気に更新したいと思います。お世辞抜きにして、それぞれやばいくらい素晴らしいのでお楽しみに。
では、続きに裏話を……。

「９．裏切り者」
どこが裏切り者って感じなのですが、よくよく読んでみると、ちゃんと「裏切り」なんですよ。
時間を置くって言ったのに守れなかった。実はこっそり電話してた（しようとしてた）というところ。この辺が裏切り。……ってもうほとんどこじつけに近いんですけどね(笑)
ここまで終盤に入ると、もはやお題にそって書くことができなくなるんですよね。だから、９と１０はほとんどこじつけ……。
で、１０に続くとしたのは単純に「長くなりそうだったから」です。さらに「９をこのまま書いていけば終わってしまいそうだったから」です。９を書いて一息ついた時の心境を言いますと「あれ？このままいけば終わりそう？やばい、それはやばい！……そうだ！切って１０に続けてしまえ！」でした(笑)
それだけの理由で９と１０は分かれたのです。
９の展開は８を書いていた時点で決めてました。時間をおくと言ってもどうせこの二人は守れないだろうな、と。時間をかけてようやく両思いを確かめ合った二人が、そう簡単には離れられないだろう、と。
あと、なんとなーく突っ込まれそうな気もするのですが、お姉さんがものすごく前に出てきてますね。あの人なりに恋愛がありそうなほどに……（書くのか？書きたいのか？(笑)
鬼畜紳士の彼とお姉さんの裏話を書いてみたい気もします。会社での彼はどんな風なのか？みたいなのを。……たぶん書かないとは思いますが、一応、私の中で妄想はしてます。こんな風ってのを。
本当はですね……分けて更新しようと思ったのです、９と１０を。でも、９の終わり方が「むちゃ続き気になるやんけ！」ってな感じなので「こりゃ１０も一緒に更新したほうが身の安全が確保される」ような気がしたのです(笑)

「10.愛に殉じる」
ついに彼との対面。前半はお互いのドキドキ、緊張感が出てればいいな、と思います。私自身もちょっと緊張して書いてました。彼女の気持ちになれば緊張せずにはいられない。
あと、一応、お題を意識してはいたのですが、一体どういう風に書けば「愛に殉じる」になるのか全然わからなかったんですよね。私としてはとりあえず「愛に流される」として書きました。互いの我慢の歯止めを少しだけ外してみることで「愛に殉じる」としたのですがいかがでしょうか？
だから、後半はもうベタベタ。
両思いまでにあれこれ時間かかったあげく、両思いになってもまた離れてしまった。そして、ようやくくっついた。……そりゃ、もうくっつきまくりたいでしょう、という結論に至ってみました。
車内で手を繋ぐ、というのは、いつかいただいた感想で「冷たいけど熱い彼」というのがありまして、私もなんとなくそう思ってたんですよね。で、冷たい分、熱い時はむちゃくちゃ熱そうだ、ということで。いざとなるとベタベタなのは彼女じゃなくて実は彼じゃないか、とも思ってます。
そして、ついに、という例のシーン（なぜか伏せたい(笑)なのですが、ドキドキ感は出てるでしょうか？　彼女の「ついにきた！」という気持ちに共感していただければ幸い、私の目論みは成功。
そうそう、お題として書いて、10個目の末の完結を迎えたわりには、終わり方がふだんの短編みたいにあっさりしてるな、と書き終わってから思いました。まあ、意外とこんなもんかもしれませんね～。

次は色男のお題ってやつをぼちぼち進めていこうかと思います。なんか、無責任に置いた気もしますが……。色男なんてどういう風に書けばいいんだか……。
とりあえず、色男描写の勉強になるかもしれない、ということで(笑)