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●眼鏡関西弁
●年上関西弁
SSは「SSを読む」へ
●年上関西弁
SSは「SSを読む」へ
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++ 眼鏡関西弁 ++
「眼鏡貸してって……なんや急に?」
「眼鏡かけたらどんなのかなって思って……」
「別に俺じゃなくてもお前の友達におるやろ、眼鏡の女子」
「いま目の前にいるんだからいいじゃない。ちょっとくらい」
「いや、あかん」
「どうして?」
「眼鏡は意外と金かかってるし、苦労がわからんもんに貸したくない」
「落とさないよ」
「あかん、そういう問題ちゃう」
「……どうしてそんなに断ってくるの? 男の意地?」
「ほな、逆に聞いたろ。なんで、お前は俺の眼鏡にこだわるんや?」
「それは……」
「答え次第では貸したってもいいで」
「あんたが見てるのが……やっぱり言いたくない」
「せっかく俺がチャンスやろう思てるのに」
「あんたには言いたくない」
「しゃあないな。俺から言わんとあかんか?」
「何を?」
「お前が俺の眼鏡なんかかけたらヤバいから、や」
「何が?」
「とぼけとんのか?」
「いや、全然」
「よう聞け。……かわいいからや。わかったか、ボケ」
「……誰が?」
「お前が」
「何それ……何よ、それ」
「告白……みたいなもんやな」
「いきなり、そんな……」
「お前も言うてみ。お前が俺の眼鏡にこだわったんは?」
「……好きだから」
「よっしゃ、やっぱりな」
「あ、なんか悔しい」
「お前の気持ちなんかとっくにわかっとったわ。ただ、聞きたかったんや、はっきりとな」
「じゃあ、眼鏡。あんたが見てる景色を見たい」
「お、開き直りよった。……ホンマに眼鏡貸すんか?」
「うん。かけてみたい」
「しゃあないな……ほれ」
「あっ……」
「どや?」
「頭にくる、これ」
「度きついやろ」
「こんなのでよく歩けるね」
「そら、目悪いからな」
「……返す」
「はい、お疲れさん」
「私以外には……」
「ん?」
「貸さないでね」
「むちゃくちゃ素直になるんやな、お前。俺以外に見せたらあかんで」
「うん」
◇終◇
---------------------------------------------------
++ 年上関西弁 ++
「何か酒でも飲んだか?」
「ううん。どうして?」
「なんや今日はやけに俺にもたれたり甘えたりしてくるな」
「迷惑? 重い?」
「いや、そういうわけちゃうけど……もしかしてお前」
「ん? 手冷たいよ」
「体だるいやろ」
「うん、ちょっと。寝不足かな?」
「アホ。たぶん熱出とる」
「えっ、そうなんだ」
「俺なんかにもたれんとベッドに寝ろ」
「寝室やだ」
「なんで?」
「一人になるもん」
「……しゃあないな。掛け布団運んだるからソファに寝とけ」
「帰るよ……」
「一人になるん嫌なんちゃうんか」
「うつすでしょ?」
「その時はその時やろ。俺は別にかまわん」
「いいの?」
「ええからソファ勧めとるんやけど」
「いていいんだ」
「きもい顔してんとはよ寝ろ」
「う、嬉しかったから」
「はいはい。そやけど……何もないな。デコに貼るやつやら買うてくるわ」
「一人やだ」
「わがまま甘えん坊さん、か……」
「ごめんなさい。我慢する」
「お前のわがままやし、しゃあない、付き合うたる」
「じゃあ、添い寝」
「……うつしたない言うてたんちゃうんかい」
「じゃあ、冷たい手欲しい」
「唇も付けたろか?」
「……うん」
◇終◇
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読んでくださってありがとうございます。
よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。
今後の創作の励みにさせていただきます。
++ 眼鏡関西弁 ++
「眼鏡貸してって……なんや急に?」
「眼鏡かけたらどんなのかなって思って……」
「別に俺じゃなくてもお前の友達におるやろ、眼鏡の女子」
「いま目の前にいるんだからいいじゃない。ちょっとくらい」
「いや、あかん」
「どうして?」
「眼鏡は意外と金かかってるし、苦労がわからんもんに貸したくない」
「落とさないよ」
「あかん、そういう問題ちゃう」
「……どうしてそんなに断ってくるの? 男の意地?」
「ほな、逆に聞いたろ。なんで、お前は俺の眼鏡にこだわるんや?」
「それは……」
「答え次第では貸したってもいいで」
「あんたが見てるのが……やっぱり言いたくない」
「せっかく俺がチャンスやろう思てるのに」
「あんたには言いたくない」
「しゃあないな。俺から言わんとあかんか?」
「何を?」
「お前が俺の眼鏡なんかかけたらヤバいから、や」
「何が?」
「とぼけとんのか?」
「いや、全然」
「よう聞け。……かわいいからや。わかったか、ボケ」
「……誰が?」
「お前が」
「何それ……何よ、それ」
「告白……みたいなもんやな」
「いきなり、そんな……」
「お前も言うてみ。お前が俺の眼鏡にこだわったんは?」
「……好きだから」
「よっしゃ、やっぱりな」
「あ、なんか悔しい」
「お前の気持ちなんかとっくにわかっとったわ。ただ、聞きたかったんや、はっきりとな」
「じゃあ、眼鏡。あんたが見てる景色を見たい」
「お、開き直りよった。……ホンマに眼鏡貸すんか?」
「うん。かけてみたい」
「しゃあないな……ほれ」
「あっ……」
「どや?」
「頭にくる、これ」
「度きついやろ」
「こんなのでよく歩けるね」
「そら、目悪いからな」
「……返す」
「はい、お疲れさん」
「私以外には……」
「ん?」
「貸さないでね」
「むちゃくちゃ素直になるんやな、お前。俺以外に見せたらあかんで」
「うん」
◇終◇
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++ 年上関西弁 ++
「何か酒でも飲んだか?」
「ううん。どうして?」
「なんや今日はやけに俺にもたれたり甘えたりしてくるな」
「迷惑? 重い?」
「いや、そういうわけちゃうけど……もしかしてお前」
「ん? 手冷たいよ」
「体だるいやろ」
「うん、ちょっと。寝不足かな?」
「アホ。たぶん熱出とる」
「えっ、そうなんだ」
「俺なんかにもたれんとベッドに寝ろ」
「寝室やだ」
「なんで?」
「一人になるもん」
「……しゃあないな。掛け布団運んだるからソファに寝とけ」
「帰るよ……」
「一人になるん嫌なんちゃうんか」
「うつすでしょ?」
「その時はその時やろ。俺は別にかまわん」
「いいの?」
「ええからソファ勧めとるんやけど」
「いていいんだ」
「きもい顔してんとはよ寝ろ」
「う、嬉しかったから」
「はいはい。そやけど……何もないな。デコに貼るやつやら買うてくるわ」
「一人やだ」
「わがまま甘えん坊さん、か……」
「ごめんなさい。我慢する」
「お前のわがままやし、しゃあない、付き合うたる」
「じゃあ、添い寝」
「……うつしたない言うてたんちゃうんかい」
「じゃあ、冷たい手欲しい」
「唇も付けたろか?」
「……うん」
◇終◇
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読んでくださってありがとうございます。
よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。
今後の創作の励みにさせていただきます。
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Re:無題
感想をありがとうございます。
関西出身&在住なので関西弁は地元言葉ゆえになかなか創作では使い辛かったのですが、付き合いある方に関西弁好きな方がいるので風邪お見舞い品として書いたことで、なんとなく最近ちょっと関西弁の味わいにも目覚めてきたかもしれません。
関西出身&在住なので関西弁は地元言葉ゆえになかなか創作では使い辛かったのですが、付き合いある方に関西弁好きな方がいるので風邪お見舞い品として書いたことで、なんとなく最近ちょっと関西弁の味わいにも目覚めてきたかもしれません。
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女性
自己紹介:
年齢:30代前半
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン
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