セリフだけSS

深夜、とある方とのチャット中。その方がブログに書かれていた妄想をセリフだけSS化したものです。そのお方は今日もコンビニで夜勤に励まれていることでしょう……(笑)
その方に捧げるためだけに書いたようなものなので、普通に読む方には不親切な部分もあると思います。よろしくご了承ください。

関係：歳の差カップル
舞台：深夜のコンビニ
内容：コンビニで夜勤している彼女。今から仕事な彼。

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「また、栄養ドリンク？　今日もお疲れ様」
「お前こそ、夜遅くまでご苦労だな」
「いえいえ。あ、栄養ドリンクだけだと思ったらプリンなんか食べるんだ」
「レジを打ちながら客の商品にコメントするな」
「小さい声だから大丈夫。クリームプリンにモンブランプリン……甘党だったっけ？」
「ああ、これは俺じゃなくて」
「頼まれ物？　こんなの食べるなんて明らかに女の人じゃない」
「嫉妬の相手が誰か知ってるか？」
「上司？　でも、今はここにいないんだから好きに言わせてよ」
「そうじゃなくて」
「可愛い可愛い後輩？　夜は長いもんね」
「そうだ、夜は長い。だから、ほら、休憩時間にでも食いやがれ」
「えっ……私、だったんだ」
「女に栄養ドリンクを薦めたくはないからな。とりあえず、お前用の栄養ドリンクってやつだ」
「……商品だけどね」
「……いらないのか？　いらないのなら、可愛い可愛い後輩にやる」
「えっ、後輩……いるんだ」
「男の、な」
「かわいい……後輩」
「プリンなんか渡した日には、俺らしくない、と笑われそうだが」
「笑われるのはかわいそうだし……もらってあげる」
「言い方は少しむかつくが……そうしてくれ」
「ありがとう」
「おお。……朝は何時に上がりだ？」
「六時上がり」
「朝飯、一緒に食うか」
「おっ、優しいじゃない」
「……帰りに一人で食って帰るか」
「嫌だって言ってないのに。待っていればいい？」
「眠いなら帰れ」
「わかってる。でも、帰るわけないって、もったいない」
「もったいない？」
「ううん、こっちのこと」

　◇終◇