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関係:女社長と秘書
場所:社長室
内容:仕事を終えた社長。恋人でもある秘書へ「お疲れ様のキス」をねだる。彼女が唇を重ねた時、彼の手が――。
先ほど書き上げたばかりのSS(現在深夜1:30)。
キスをねだる女社長とちょっと鬼畜っぽい秘書が書きたくて書き始めたものです。書いてみたら、意外と秘書を気に入ってしまいました(笑)
またSSを書く機会があればこの二人は使うかもしれないし、使わないかもしれない。それは私の気分次第ということで。
読んでみようと思った方は「SSを~」をクリック
場所:社長室
内容:仕事を終えた社長。恋人でもある秘書へ「お疲れ様のキス」をねだる。彼女が唇を重ねた時、彼の手が――。
先ほど書き上げたばかりのSS(現在深夜1:30)。
キスをねだる女社長とちょっと鬼畜っぽい秘書が書きたくて書き始めたものです。書いてみたら、意外と秘書を気に入ってしまいました(笑)
またSSを書く機会があればこの二人は使うかもしれないし、使わないかもしれない。それは私の気分次第ということで。
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++ ねぎらい ++
全ての書類に判を押し終え、背もたれにぐっと体を預ける。
「終わったわよ」
「お疲れ様でした」
近くのデスクに座っていた彼が立ち上がって、決済を終えたばかりの書類の束を抱える。その腕をつかんだ。
「待ってちょうだい」
「何か訂正箇所でも?」
「言葉だけじゃ、足りないわね」
「金銭の要求ですか?……給料という点では社長のほうが多いと思いますが」
「私とあなたは恋人同士よ。そして、二人きり。何か思いつかない?」
「さっぱり。何も思いつきませんね」
立ち上がった私は、彼の前へと回り込む。腕を首へと絡めた。
「これでも?」
彼は私を一瞥した後、首を振った。
「ええ、さっぱり」
「お疲れのキス……したいわ」
顔をゆっくりと彼へと近づける。
彼は顔をそむけることなく、私の唇を受け入れた。応えるわけでもなく、ただ、重なっているだけの唇。――それでも、十分だった。
抵抗も何もしないので調子に乗った私は、至近距離で彼の顔を見てやろう、と目を開けて驚いた。キスをしているというのに、彼と目が合ったのだ。
彼がわずかに目で微笑んだ。
ストッキングごしに何かが太ももに触れる。スカートが少しずつたくし上げられる。それを行っているのが何なのか知りたくて、私は彼から唇を離した。
「何なの、この手は」
太ももを撫でる彼の手をぴしりと叩く。
「職務を果たさねば、と思いまして」
悪びれることもなく、片手に書類を抱えたまま彼は言ってのける。
「……職務って何よ?」
「社長の欲を満たすことです」
思わず離れた。デスクを挟んで彼と向かい合う。
「こ、こんなところでする趣味はないわよ!」
「ああ、そうでしたか。このような場でねだるほどに溜まっておられるのかと……」
「キスだけよ。キスしてほしかっただけなのよ。だいたい、ここは会社よ? 場所を考えてちょうだい」
「お言葉、そのままお返しします」
ああ、そうだ。私が最初に言い出したのだ。
彼の言葉にかみつく気力を失い、背後の椅子に座り込んだ。
「そうね。以後、気をつけるわ。……書類をお願いね」
「はい」
ドアの前まで行った彼は、社長、と振り向く。
「私は襲われるよりは襲うほうを好みます」
「な、何が言いたいの……?」
「ご要望がございましたら、いつでもお申し付けください」
さらりと言った彼は書類と共にドアの向こうへと去っていった。
◇終◇
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このような場のSSまで読んでくださってありがとうございます。よかったら、感想のお声を下のコメント欄などから聞かせてください。
++ ねぎらい ++
全ての書類に判を押し終え、背もたれにぐっと体を預ける。
「終わったわよ」
「お疲れ様でした」
近くのデスクに座っていた彼が立ち上がって、決済を終えたばかりの書類の束を抱える。その腕をつかんだ。
「待ってちょうだい」
「何か訂正箇所でも?」
「言葉だけじゃ、足りないわね」
「金銭の要求ですか?……給料という点では社長のほうが多いと思いますが」
「私とあなたは恋人同士よ。そして、二人きり。何か思いつかない?」
「さっぱり。何も思いつきませんね」
立ち上がった私は、彼の前へと回り込む。腕を首へと絡めた。
「これでも?」
彼は私を一瞥した後、首を振った。
「ええ、さっぱり」
「お疲れのキス……したいわ」
顔をゆっくりと彼へと近づける。
彼は顔をそむけることなく、私の唇を受け入れた。応えるわけでもなく、ただ、重なっているだけの唇。――それでも、十分だった。
抵抗も何もしないので調子に乗った私は、至近距離で彼の顔を見てやろう、と目を開けて驚いた。キスをしているというのに、彼と目が合ったのだ。
彼がわずかに目で微笑んだ。
ストッキングごしに何かが太ももに触れる。スカートが少しずつたくし上げられる。それを行っているのが何なのか知りたくて、私は彼から唇を離した。
「何なの、この手は」
太ももを撫でる彼の手をぴしりと叩く。
「職務を果たさねば、と思いまして」
悪びれることもなく、片手に書類を抱えたまま彼は言ってのける。
「……職務って何よ?」
「社長の欲を満たすことです」
思わず離れた。デスクを挟んで彼と向かい合う。
「こ、こんなところでする趣味はないわよ!」
「ああ、そうでしたか。このような場でねだるほどに溜まっておられるのかと……」
「キスだけよ。キスしてほしかっただけなのよ。だいたい、ここは会社よ? 場所を考えてちょうだい」
「お言葉、そのままお返しします」
ああ、そうだ。私が最初に言い出したのだ。
彼の言葉にかみつく気力を失い、背後の椅子に座り込んだ。
「そうね。以後、気をつけるわ。……書類をお願いね」
「はい」
ドアの前まで行った彼は、社長、と振り向く。
「私は襲われるよりは襲うほうを好みます」
「な、何が言いたいの……?」
「ご要望がございましたら、いつでもお申し付けください」
さらりと言った彼は書類と共にドアの向こうへと去っていった。
◇終◇
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プロフィール
HN:
水月
性別:
女性
自己紹介:
年齢:30代前半
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン
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