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関係:女子中高生(年齢未設定)と隣の家のお兄ちゃん
場所:私の部屋
内容:大学が長期休みになると帰省してくる慧ちゃん。馬鹿な私に勉強を教えてくれるけど、教えてくれるのは勉強だけじゃなく――
やばい……エロっぽい紹介文になりましたが全然エロじゃないですから(笑)
今回は仲良くさせていただいているイラストサイト管理人様のカップルイラストから書き起こしたSSです。ストーリーは私のオリジナルですが、名前や設定などはイラストからのイメージです。
女の子が甘えん坊ちっくになってしまったかなぁ、彼のSっ気がちょっと足りないかなぁ、とか思ってたりします。だって、イラストだとすごいことになってるので……(笑)
「イラストからSS書くかも」と管理人様に宣言したのが去年末、当時はもっとエロいSSにするつもりでした。だってあのイラスト…(以下略)
書き終えてみると、なんとなく彼はSというよりはツンデレキャラになってしまったような気がしないでもない(笑)
普段書かないようなキャラが書けて楽しかったです。皆さんにも楽しんで書いた様子が伝われば幸い。
しかし、連日のSS執筆は本当にすごいものがあります。自身でびっくり。友人にも「凄い執筆魂を感じる!」と言われてしまったほど。
「立て続けにSSが送られてきて嬉しい悲鳴」とまで言ってくれてありがとう~こちらこそ嬉しい悲鳴~♪……ってここで言っても携帯だから友人は見てませんが。
読んでみようと思った方は「SSを~」をクリック
場所:私の部屋
内容:大学が長期休みになると帰省してくる慧ちゃん。馬鹿な私に勉強を教えてくれるけど、教えてくれるのは勉強だけじゃなく――
やばい……エロっぽい紹介文になりましたが全然エロじゃないですから(笑)
今回は仲良くさせていただいているイラストサイト管理人様のカップルイラストから書き起こしたSSです。ストーリーは私のオリジナルですが、名前や設定などはイラストからのイメージです。
女の子が甘えん坊ちっくになってしまったかなぁ、彼のSっ気がちょっと足りないかなぁ、とか思ってたりします。だって、イラストだとすごいことになってるので……(笑)
「イラストからSS書くかも」と管理人様に宣言したのが去年末、当時はもっとエロいSSにするつもりでした。だってあのイラスト…(以下略)
書き終えてみると、なんとなく彼はSというよりはツンデレキャラになってしまったような気がしないでもない(笑)
普段書かないようなキャラが書けて楽しかったです。皆さんにも楽しんで書いた様子が伝われば幸い。
しかし、連日のSS執筆は本当にすごいものがあります。自身でびっくり。友人にも「凄い執筆魂を感じる!」と言われてしまったほど。
「立て続けにSSが送られてきて嬉しい悲鳴」とまで言ってくれてありがとう~こちらこそ嬉しい悲鳴~♪……ってここで言っても携帯だから友人は見てませんが。
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隣の家の慧ちゃんは大学が長期の休みになると実家に帰ってくる。そして、馬鹿な私に勉強を教えてくれるのだ。
部屋に入ってきた慧ちゃんは、私のベッドに大きな体を投げ出すように寝転がる。
「七葉、通知表」
言われた通り、鞄の中から今日もらったばかりの通知表を取り出して慧ちゃんに渡す。長い指を器用に動かし、片手で通知表を広げた彼は口の端を歪ませて微笑んだ。
「あいかわらず馬鹿だな」
ベッドから体を起こした慧ちゃんは指で眼鏡の位置を直し、通知表を片手に私に近づいてくる。椅子に座っている私を背後から抱きしめた。
「俺にいじめてほしくてこんな成績?」
私の好きな低い声が耳元で強く囁きかけてくる。慧ちゃんの吐息が耳から脳に広がって溶けていく。
「違う、よ……」
慧ちゃんの指が鎖骨から首をたどり、そして私の顎をつかみとる。
顔を無理やり慧ちゃんのほうへ向けさせられた。
キスされるのかと思ったから目を閉じたけど、その瞬間、慧ちゃんが離れるのがわかった。
「そう簡単にご褒美はやれないな」
私から離れた慧ちゃんは嬉しそうに笑っている。
こうして私を誘い込んでおいて、するりと離れるのは慧ちゃんの常套手段だ。子供の私はいつもそれに翻弄される。逃げられるとわかっていても、あの腕と声には弱い。
「上、脱いで」
「うん」
慧ちゃんが見ている前で私は制服を脱いで上半身下着姿になった。
近づいてきた慧ちゃんが胸を鷲掴む。
「大きくなった?」
「ううん。サイズ変わってない」
「あ、そう」
興味が失せたと言わんばかりの表情で慧ちゃんが胸から手を離す。
その腕をつかんで、しがみつくように抱きしめる。
「離せよ」
「もっと……してほしいもん」
「馬鹿を抱く趣味はない」
「だって、慧ちゃんいつも触るだけで……」
「七葉が触ってほしそうだから、してやってるだけ」
男の力を使えば簡単に私の腕から逃れられるのに、慧ちゃんはじっと腕を預けている。
指を絡ませるように慧ちゃんに手を重ねた。
「慧ちゃん、いま家に二人きりだよ」
「ふざけるな……」
つかんでいた腕に体を突き飛ばされて、私は背後にあるベッドに倒れこんだ。
慧ちゃんが男の力を使えば私なんてこうして簡単に突き飛ばされる。少し空しくなった。顔をそむけている慧ちゃんを睨むように見つめる。
「そんなに、嫌い?」
ゆっくりと慧ちゃんがこっちを見下ろしてきた。その眼は冷たい。
「抱かないと嫌い、抱いたら好き。お前の馬鹿な判断に俺を当てはめるな」
「バカ……だもん」
慧ちゃんはしばらく黙っていたけど、やがて、
「嫌いな奴に会うために帰省するほど暇じゃない」
そう言って部屋を出て行った。
ベッドに寝転がったまま、しばらく慧ちゃんの言葉を頭の中で考える。
答えが出た――。
「慧ちゃん、慧ちゃん!」
下着姿のままで階段を下りる。慧ちゃんは玄関で靴を履こうとしていた。駆けつけた勢いのままに背中に抱きつく。
「バカだけどわかったよ、慧ちゃん」
「……何が?」
「七葉のこと、好きなんだよね?」
「……馬鹿だな、お前」
靴を履いた慧ちゃんは体を反転させて、私の体を優しく抱きしめた。
「馬鹿だな」と、もう一度慧ちゃんが呟く。
「バカだもん」と、慧ちゃんの体に腕を回して私も言い返した。
◇終◇
隣の家の慧ちゃんは大学が長期の休みになると実家に帰ってくる。そして、馬鹿な私に勉強を教えてくれるのだ。
部屋に入ってきた慧ちゃんは、私のベッドに大きな体を投げ出すように寝転がる。
「七葉、通知表」
言われた通り、鞄の中から今日もらったばかりの通知表を取り出して慧ちゃんに渡す。長い指を器用に動かし、片手で通知表を広げた彼は口の端を歪ませて微笑んだ。
「あいかわらず馬鹿だな」
ベッドから体を起こした慧ちゃんは指で眼鏡の位置を直し、通知表を片手に私に近づいてくる。椅子に座っている私を背後から抱きしめた。
「俺にいじめてほしくてこんな成績?」
私の好きな低い声が耳元で強く囁きかけてくる。慧ちゃんの吐息が耳から脳に広がって溶けていく。
「違う、よ……」
慧ちゃんの指が鎖骨から首をたどり、そして私の顎をつかみとる。
顔を無理やり慧ちゃんのほうへ向けさせられた。
キスされるのかと思ったから目を閉じたけど、その瞬間、慧ちゃんが離れるのがわかった。
「そう簡単にご褒美はやれないな」
私から離れた慧ちゃんは嬉しそうに笑っている。
こうして私を誘い込んでおいて、するりと離れるのは慧ちゃんの常套手段だ。子供の私はいつもそれに翻弄される。逃げられるとわかっていても、あの腕と声には弱い。
「上、脱いで」
「うん」
慧ちゃんが見ている前で私は制服を脱いで上半身下着姿になった。
近づいてきた慧ちゃんが胸を鷲掴む。
「大きくなった?」
「ううん。サイズ変わってない」
「あ、そう」
興味が失せたと言わんばかりの表情で慧ちゃんが胸から手を離す。
その腕をつかんで、しがみつくように抱きしめる。
「離せよ」
「もっと……してほしいもん」
「馬鹿を抱く趣味はない」
「だって、慧ちゃんいつも触るだけで……」
「七葉が触ってほしそうだから、してやってるだけ」
男の力を使えば簡単に私の腕から逃れられるのに、慧ちゃんはじっと腕を預けている。
指を絡ませるように慧ちゃんに手を重ねた。
「慧ちゃん、いま家に二人きりだよ」
「ふざけるな……」
つかんでいた腕に体を突き飛ばされて、私は背後にあるベッドに倒れこんだ。
慧ちゃんが男の力を使えば私なんてこうして簡単に突き飛ばされる。少し空しくなった。顔をそむけている慧ちゃんを睨むように見つめる。
「そんなに、嫌い?」
ゆっくりと慧ちゃんがこっちを見下ろしてきた。その眼は冷たい。
「抱かないと嫌い、抱いたら好き。お前の馬鹿な判断に俺を当てはめるな」
「バカ……だもん」
慧ちゃんはしばらく黙っていたけど、やがて、
「嫌いな奴に会うために帰省するほど暇じゃない」
そう言って部屋を出て行った。
ベッドに寝転がったまま、しばらく慧ちゃんの言葉を頭の中で考える。
答えが出た――。
「慧ちゃん、慧ちゃん!」
下着姿のままで階段を下りる。慧ちゃんは玄関で靴を履こうとしていた。駆けつけた勢いのままに背中に抱きつく。
「バカだけどわかったよ、慧ちゃん」
「……何が?」
「七葉のこと、好きなんだよね?」
「……馬鹿だな、お前」
靴を履いた慧ちゃんは体を反転させて、私の体を優しく抱きしめた。
「馬鹿だな」と、もう一度慧ちゃんが呟く。
「バカだもん」と、慧ちゃんの体に腕を回して私も言い返した。
◇終◇
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プロフィール
HN:
水月
性別:
女性
自己紹介:
年齢:30代前半
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン
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