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関係:教師と生徒
場所:校門前
内容:足のねんざで体育の授業を休んでいた私。そこへ白衣を着た先生がぶらりとやってきた。
最近の創作意欲はとどまるところを知らないようです(笑)
きっかけはネット友達の日記…「JAFのお兄さんが呼んだおばさんに上着をかけてあ
げてた。そのお兄さんが意外とイケメン」というのが妄想のきっかけです。
「日記のアレで妄想しそう」とそのネット友達に言ったら「先生と女子高生で(笑)」と送られてきたせいで……妄想が爆発しました(^_^;)
いつもの先生タイプにしようと思ったんですけどねー……なんでだかチャラい先生に
なってしまいました。こんなタイプは今まで書いたことがないんじゃないか、と思ってたり。自作で書いたキャラなんかいちいち覚えてない……。
教師でこんなんアリかというツッコミはなしで(笑) 教師の時はちゃんと真面目……という裏設定……たぶん。
今回は恋愛未満な感じかもです。
あ、バレンタイン小説も書き上げたので近日アップします。
読んでみようと思った方は「SSを~」をクリック
場所:校門前
内容:足のねんざで体育の授業を休んでいた私。そこへ白衣を着た先生がぶらりとやってきた。
最近の創作意欲はとどまるところを知らないようです(笑)
きっかけはネット友達の日記…「JAFのお兄さんが呼んだおばさんに上着をかけてあ
げてた。そのお兄さんが意外とイケメン」というのが妄想のきっかけです。
「日記のアレで妄想しそう」とそのネット友達に言ったら「先生と女子高生で(笑)」と送られてきたせいで……妄想が爆発しました(^_^;)
いつもの先生タイプにしようと思ったんですけどねー……なんでだかチャラい先生に
なってしまいました。こんなタイプは今まで書いたことがないんじゃないか、と思ってたり。自作で書いたキャラなんかいちいち覚えてない……。
教師でこんなんアリかというツッコミはなしで(笑) 教師の時はちゃんと真面目……という裏設定……たぶん。
今回は恋愛未満な感じかもです。
あ、バレンタイン小説も書き上げたので近日アップします。
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++ 白衣 ++
今日の体育はマラソンだけど、足をねんざしている私は、校外を走るみんなが戻ってくるのをストップウォッチ片手に待っている。もちろん体育の先生も走りに行っているので、私は一人で校門前に立っているだけ。
高校が家から近いのでコートすら着ていない。寒風が身にしみる。
「一人で何してんの?」
背後からぶらりと現れたのは、茶髪でボサッとした髪型ながら端整な顔のおかげで女子生徒に評判のいい先生。
「先生こそ、授業じゃないんですか」
「この時間は空いてんのよ、俺」
白衣を風にひるがえされながら、先生は身をちぢめる。ネクタイを少し緩め首元を開けたシャツが私から見ても寒々しい。
私の隣に並んで先生も校門の向こうを見る。
「ああ、マラソン。……で、さぼってんの?」
なぜか嬉しそうに先生は私を指す。当たりでしょう、と言わんばかりの自信ありげな笑顔が憎らしい。
包帯を巻いた足を先生の前に差し出す。
「ねんざ、してるんですけど」
私の足をしばらく見ていた先生が、おもむろにスカートの裾を指でつまんでめくる。何かを確認しておもいきり落胆した。
セクハラと叫びたいところだけど、嫌なものは感じない。私も顔の良さに騙されているのだろうか。
「短いスカートで寒いのはわかる。でもハーフパンツは色気ないでしょ」
「色気出しても仕方ない」
「俺、足フェチ」
「ほら、こんな教師に狙われるし」
「……意外と言うね」
「先生のこと好きな女子ばかりじゃないんで」
突然、声をあげて先生が笑い出す。スカートをめくった時と同じように、先生はなぜかおもむろに白衣を脱いだ。
「何してるんですか?」
先生は脱いだ白衣を私の肩にかける。
先生の体温が残っているせいか、背中が少し温かくなった。投げ返してやりたい気持ちが多少はあったけど、じっと立っているだけの身にこの温かさはありがたい。
「震えている女の子を後ろから抱きしめれば俺も温かいんだけどね。さすがにここでそれやっちゃ……まずいでしょ」
教師という立場にあるのに、なぜこんなにスラスラと甘い言葉が浮かんでくるのだろう。騙されてはいけないと思いつつも、一人で寒い今はふらりと傾いてしまいそうだ。
そんな自分を叱咤するために私は憎まれ口をたたく。
「退学とかになりたくないんですけど」
「俺も辞めたくはないさ」
「まあ……ありがとうございます」
軽く頭を下げて白衣に袖を通す。男の先生の白衣は私にはかなり大きい。
やばい、の声に顔を上げるとじっと見つめる先生と目が合う。
「生徒には手を出さないつもりだったのに」
「な、何ですか?」
「でかい白衣と素直なお礼に……参った」
先生の近くにいては本当に心が傾いてしまう。
先生から一歩離れた。
「あの……退学とか絶対イヤですから」
「あからさまに離れたね、今」
「いろんな女子に言ってんですよね?」
「ん? そうでもないよ」
多数の女子をこうして口説いているのだ、が私なりの砦だったのに、先生の即答で少し崩れ始めている。騙されてはいけない。
誰にでも優しい先生が今は真剣な顔をしている。これはずるい。
疑う私の視線に耐えかねたのか、先生が先に表情を崩した。いつもの軽薄にも見える笑顔に戻っている。
「スリルのある恋愛がしたくなったら、俺んとこに来るといいよ」
「騙されませんから。行きませんから」
「まあ、誰でも高校生活は普通に過ごしたいね」
「当たり前です」
「ただ、俺は本気になったら教師生活をその生徒に捧げるよ?」
私のことを言っているわけじゃない。わかっているけど、先生に真剣な目を向けられると錯覚してしまいそうになる。
大人な先生は感情を隠すのがうまい。顔を見ているだけではいまいち真意は読み取れない。
じっと見つめ合う私たちの間に、校外から戻ってくる生徒の靴音が聞こえてきた。
「俺は職員室にいるから白衣よろしく」
私の肩をぽんと叩いて先生は校舎へと戻っていった。
戻ってきた人のタイムを見ようとして、初めてストップウォッチを強く握り締めていることに気づいた。
◇終◇
----------------------------------------------
読んでくださってありがとうございました。よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。今後の創作の励みにさせていただきます。
++ 白衣 ++
今日の体育はマラソンだけど、足をねんざしている私は、校外を走るみんなが戻ってくるのをストップウォッチ片手に待っている。もちろん体育の先生も走りに行っているので、私は一人で校門前に立っているだけ。
高校が家から近いのでコートすら着ていない。寒風が身にしみる。
「一人で何してんの?」
背後からぶらりと現れたのは、茶髪でボサッとした髪型ながら端整な顔のおかげで女子生徒に評判のいい先生。
「先生こそ、授業じゃないんですか」
「この時間は空いてんのよ、俺」
白衣を風にひるがえされながら、先生は身をちぢめる。ネクタイを少し緩め首元を開けたシャツが私から見ても寒々しい。
私の隣に並んで先生も校門の向こうを見る。
「ああ、マラソン。……で、さぼってんの?」
なぜか嬉しそうに先生は私を指す。当たりでしょう、と言わんばかりの自信ありげな笑顔が憎らしい。
包帯を巻いた足を先生の前に差し出す。
「ねんざ、してるんですけど」
私の足をしばらく見ていた先生が、おもむろにスカートの裾を指でつまんでめくる。何かを確認しておもいきり落胆した。
セクハラと叫びたいところだけど、嫌なものは感じない。私も顔の良さに騙されているのだろうか。
「短いスカートで寒いのはわかる。でもハーフパンツは色気ないでしょ」
「色気出しても仕方ない」
「俺、足フェチ」
「ほら、こんな教師に狙われるし」
「……意外と言うね」
「先生のこと好きな女子ばかりじゃないんで」
突然、声をあげて先生が笑い出す。スカートをめくった時と同じように、先生はなぜかおもむろに白衣を脱いだ。
「何してるんですか?」
先生は脱いだ白衣を私の肩にかける。
先生の体温が残っているせいか、背中が少し温かくなった。投げ返してやりたい気持ちが多少はあったけど、じっと立っているだけの身にこの温かさはありがたい。
「震えている女の子を後ろから抱きしめれば俺も温かいんだけどね。さすがにここでそれやっちゃ……まずいでしょ」
教師という立場にあるのに、なぜこんなにスラスラと甘い言葉が浮かんでくるのだろう。騙されてはいけないと思いつつも、一人で寒い今はふらりと傾いてしまいそうだ。
そんな自分を叱咤するために私は憎まれ口をたたく。
「退学とかになりたくないんですけど」
「俺も辞めたくはないさ」
「まあ……ありがとうございます」
軽く頭を下げて白衣に袖を通す。男の先生の白衣は私にはかなり大きい。
やばい、の声に顔を上げるとじっと見つめる先生と目が合う。
「生徒には手を出さないつもりだったのに」
「な、何ですか?」
「でかい白衣と素直なお礼に……参った」
先生の近くにいては本当に心が傾いてしまう。
先生から一歩離れた。
「あの……退学とか絶対イヤですから」
「あからさまに離れたね、今」
「いろんな女子に言ってんですよね?」
「ん? そうでもないよ」
多数の女子をこうして口説いているのだ、が私なりの砦だったのに、先生の即答で少し崩れ始めている。騙されてはいけない。
誰にでも優しい先生が今は真剣な顔をしている。これはずるい。
疑う私の視線に耐えかねたのか、先生が先に表情を崩した。いつもの軽薄にも見える笑顔に戻っている。
「スリルのある恋愛がしたくなったら、俺んとこに来るといいよ」
「騙されませんから。行きませんから」
「まあ、誰でも高校生活は普通に過ごしたいね」
「当たり前です」
「ただ、俺は本気になったら教師生活をその生徒に捧げるよ?」
私のことを言っているわけじゃない。わかっているけど、先生に真剣な目を向けられると錯覚してしまいそうになる。
大人な先生は感情を隠すのがうまい。顔を見ているだけではいまいち真意は読み取れない。
じっと見つめ合う私たちの間に、校外から戻ってくる生徒の靴音が聞こえてきた。
「俺は職員室にいるから白衣よろしく」
私の肩をぽんと叩いて先生は校舎へと戻っていった。
戻ってきた人のタイムを見ようとして、初めてストップウォッチを強く握り締めていることに気づいた。
◇終◇
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読んでくださってありがとうございました。よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。今後の創作の励みにさせていただきます。
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ツボ!!
うわ~!知らぬ間にこんなにSSが増えていたんですね!?いつもトップの更新履歴をチェックしているのですが、SSは対象外だったのですね。。。(T_T)しかも私の好きな先生×生徒まである~!
ありがとうございます!!
さて、こういうタイプの先生は初めてと仰いますが、かなりイイんじゃないでしょうか!チャラいくせに鉄壁の理性を持ってたら尚ツボです。
しかも、生徒が更にクールならまた。。(妄想中)ぜひぜひ続編お願いします~!
ありがとうございます!!
さて、こういうタイプの先生は初めてと仰いますが、かなりイイんじゃないでしょうか!チャラいくせに鉄壁の理性を持ってたら尚ツボです。
しかも、生徒が更にクールならまた。。(妄想中)ぜひぜひ続編お願いします~!
Re:ツボ!!
ながのさん、感想ありがとうございます。
実はSSは短編コーナーのほうにこっそりと更新日とか書かれてたりするんですよね。SSはあくまで私にとっては「落書き」なのでトップの更新履歴には入れてないんですよ。
SSは衝動で書いてますし、先生と生徒を書いたのは本当に偶然なのでお礼なんておっしゃらなくてもいいですよ(^_^;) ながのさんがお好きというのも特に意識してない次第でして……(笑)
先生の鉄壁の理性の有無までは考えてないですが、チャラいのは表面上だけだと思われます。というかこういう人ほど裏に色々と感情や計算を隠し持ってたりすると思うので、生徒の主人公と同じく先生の軽薄さに騙されてはいけませんよ(笑)
SSは計画的に書いているわけではないので続編に関してはお約束できません。もしまたここにチャラ先生が出現した時は萌えてやってください(^_^;)
実はSSは短編コーナーのほうにこっそりと更新日とか書かれてたりするんですよね。SSはあくまで私にとっては「落書き」なのでトップの更新履歴には入れてないんですよ。
SSは衝動で書いてますし、先生と生徒を書いたのは本当に偶然なのでお礼なんておっしゃらなくてもいいですよ(^_^;) ながのさんがお好きというのも特に意識してない次第でして……(笑)
先生の鉄壁の理性の有無までは考えてないですが、チャラいのは表面上だけだと思われます。というかこういう人ほど裏に色々と感情や計算を隠し持ってたりすると思うので、生徒の主人公と同じく先生の軽薄さに騙されてはいけませんよ(笑)
SSは計画的に書いているわけではないので続編に関してはお約束できません。もしまたここにチャラ先生が出現した時は萌えてやってください(^_^;)
SS探しなどにどうぞ
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プロフィール
HN:
水月
性別:
女性
自己紹介:
年齢:30代前半
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン
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