一応管理人の日記。コメント書き込み歓迎。SSへの要望や催促は禁止。携帯からも見られます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
関係:弟の友達と私(年齢未設定)
場所:私の部屋
内容:泊まりで勉強していたけど、弟が寝てしまったと私の部屋にきた彼。いきなり彼が私にエッチしようともちかけてきた。
小説書いているネット友達と携帯メールで盛り上がり「じゃあ、私も女慣れしている男子高校生を書く」と書いたものです。
別に相手が年上女である必要はないんですけど、同級生よりは話がスルッと浮かんできたので。
徹底してエロに走る予定でしたが最後はなんだか甘い展開に(笑)
またもや恋愛未満なSSです。
エロとか言ってますが、そんな単語が出てくるだけで内容は一切エロくありません。だから年齢規制も特に設けません。自己責任。
場所:私の部屋
内容:泊まりで勉強していたけど、弟が寝てしまったと私の部屋にきた彼。いきなり彼が私にエッチしようともちかけてきた。
小説書いているネット友達と携帯メールで盛り上がり「じゃあ、私も女慣れしている男子高校生を書く」と書いたものです。
別に相手が年上女である必要はないんですけど、同級生よりは話がスルッと浮かんできたので。
徹底してエロに走る予定でしたが最後はなんだか甘い展開に(笑)
またもや恋愛未満なSSです。
エロとか言ってますが、そんな単語が出てくるだけで内容は一切エロくありません。だから年齢規制も特に設けません。自己責任。
----------------------------------------
++ 初めて ++
今日は、隣の部屋で弟が友達と一緒に受験勉強をしている――という名目で友達は泊まっていくようだ。
その友達とは顔を合わせることはないので、私はいつものように自室で夜ふかしを楽しんでいた。
ふいにドアがノックされる。どうせ、弟だろう。
「なに?」
ドアを開けて入ってきたのは弟とは別の人。
「あいつ寝たから」
低い声で呟く弟の友人――彼はいつもの人懐こい表情ではなくなっている。
部屋の隅に置かれた机に向かっているので、もちろん背後に逃げ場はない。読んでいた本をとっさに盾にした。
「だから、なに?」
両親は一階で寝ている。二階で頼りになるのは弟だけだ。
彼は後ろから教科書やノートを出してきた。
「ここで勉強させてくれない?」
「……別にいいけど」
「お邪魔します」
後ろ手にドアを閉め、彼は私より低い場所にあるテーブルに勉強道具を広げた。
しばらく様子を見ていたけど、真面目に問題を解いていっている。
ここには私の家族が住んでいるのだから何かあったら大声でも出せばいい。そう思って私は読書の続きへはいることにした。
私のページをめくる音と、彼がシャーペンをはしらせる音が、ヒーターの音と共に室内に響く。
目は本を見ているものの、背中が妙に緊張してしまって読書に集中できない。
後ろの彼が、やばい、と漏らす。振り返ると彼と目が合った。
「シャンプーとか……女の匂いきつい、ここ」
「部屋、戻れば?」
「お姉さん……経験者?」
「なにが?」
「エッチ……男とやったことある?」
年下の彼に挑戦的な目で見られると、年上の意地を張りたくなる。
「まあ、それなりに」
本に栞を挟み、背もたれに体を預ける。格好だけでも余裕を見せた。
だけど、瞬時にそれを後悔したくなる言葉が彼から返ってきた。
「ゴム持ってるから、やらない?」
それだけはなんとか回避しないといけない。必死で言葉を探す。
「さすがにここじゃ……まずいでしょ」
「俺、エッチうまいし」
「そういう問題じゃなくて、さ」
「運動部入ってたから体も鍛えてる」
そう言って彼はシャツを脱いだ。適度な日焼けと筋肉に覆われた上半身が目の前に現れる。
男性の裸をまっすぐ見たことはない。おもわず、少し見惚れた。
にやりと微笑んだ彼が近づいてくる。
「抱かれてみたくない? あ、それとも抱いてみたい?」
私も成人を越えた年齢だからエッチな妄想くらいはしたことがある。その妄想の範囲内なら、彼の容姿に問題はない。ただ、現実的に考えると――これは、まずい。
立ち上がって彼の横を通り過ぎる。
「どっちも、いらない」
「今まで断る女いなかったんだけど……」
突然、彼に肩を押されバランスを崩し、ベッドに座り込んでしまった。
ベッドに片足をのせた彼が私を腕で包囲する。
襲うような真似はしないだろう、と思いつつも、この状況はさすがに怖い。
「君と簡単にやるわけにはいかないの」
「なんで?」
「笑ってもいいけど……今まで誰ともしたことがないから」
「それ、マジで?」
「本当。だから君とは絶対にやらない」
言うことは言った。あとは彼に任せるしかない。
「じゃあ、しょうがない」
予想以上に簡単に彼は引き下がった。ベッドから降りて、脱いだ服を着る。
「いいの?」
「やりたくないんだろ?」
「そうだけど」
「俺、別に飢えてないし」
ベッド上で固まったままの私を見て、彼は笑う。
「……寝るから、部屋戻って」
読書に戻る気にもならないし、これ以上、彼とここで二人きりでいたくない。
テーブルに広げた勉強道具を彼が無言で片付けていく。
ドアの前に立った彼はぽつりと言った。
「一つ、お願いがあるんだけど」
「……なに?」
「お姉さんさえよかったら、初めての男は俺にしてくれない? ちょっとマジで惚れそうだから」
襲われかけた相手にそんなことを言われても、そう簡単に心はときめかないし、返事もできるわけがない。
なのに、彼の頬が少し赤いから、
「考えておく」
気づけば、そう返事していた。
◇終◇
-------------------------------------------------
読んでくださってありがとうございました。
よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。
今後の創作の励みにさせていただきます。
++ 初めて ++
今日は、隣の部屋で弟が友達と一緒に受験勉強をしている――という名目で友達は泊まっていくようだ。
その友達とは顔を合わせることはないので、私はいつものように自室で夜ふかしを楽しんでいた。
ふいにドアがノックされる。どうせ、弟だろう。
「なに?」
ドアを開けて入ってきたのは弟とは別の人。
「あいつ寝たから」
低い声で呟く弟の友人――彼はいつもの人懐こい表情ではなくなっている。
部屋の隅に置かれた机に向かっているので、もちろん背後に逃げ場はない。読んでいた本をとっさに盾にした。
「だから、なに?」
両親は一階で寝ている。二階で頼りになるのは弟だけだ。
彼は後ろから教科書やノートを出してきた。
「ここで勉強させてくれない?」
「……別にいいけど」
「お邪魔します」
後ろ手にドアを閉め、彼は私より低い場所にあるテーブルに勉強道具を広げた。
しばらく様子を見ていたけど、真面目に問題を解いていっている。
ここには私の家族が住んでいるのだから何かあったら大声でも出せばいい。そう思って私は読書の続きへはいることにした。
私のページをめくる音と、彼がシャーペンをはしらせる音が、ヒーターの音と共に室内に響く。
目は本を見ているものの、背中が妙に緊張してしまって読書に集中できない。
後ろの彼が、やばい、と漏らす。振り返ると彼と目が合った。
「シャンプーとか……女の匂いきつい、ここ」
「部屋、戻れば?」
「お姉さん……経験者?」
「なにが?」
「エッチ……男とやったことある?」
年下の彼に挑戦的な目で見られると、年上の意地を張りたくなる。
「まあ、それなりに」
本に栞を挟み、背もたれに体を預ける。格好だけでも余裕を見せた。
だけど、瞬時にそれを後悔したくなる言葉が彼から返ってきた。
「ゴム持ってるから、やらない?」
それだけはなんとか回避しないといけない。必死で言葉を探す。
「さすがにここじゃ……まずいでしょ」
「俺、エッチうまいし」
「そういう問題じゃなくて、さ」
「運動部入ってたから体も鍛えてる」
そう言って彼はシャツを脱いだ。適度な日焼けと筋肉に覆われた上半身が目の前に現れる。
男性の裸をまっすぐ見たことはない。おもわず、少し見惚れた。
にやりと微笑んだ彼が近づいてくる。
「抱かれてみたくない? あ、それとも抱いてみたい?」
私も成人を越えた年齢だからエッチな妄想くらいはしたことがある。その妄想の範囲内なら、彼の容姿に問題はない。ただ、現実的に考えると――これは、まずい。
立ち上がって彼の横を通り過ぎる。
「どっちも、いらない」
「今まで断る女いなかったんだけど……」
突然、彼に肩を押されバランスを崩し、ベッドに座り込んでしまった。
ベッドに片足をのせた彼が私を腕で包囲する。
襲うような真似はしないだろう、と思いつつも、この状況はさすがに怖い。
「君と簡単にやるわけにはいかないの」
「なんで?」
「笑ってもいいけど……今まで誰ともしたことがないから」
「それ、マジで?」
「本当。だから君とは絶対にやらない」
言うことは言った。あとは彼に任せるしかない。
「じゃあ、しょうがない」
予想以上に簡単に彼は引き下がった。ベッドから降りて、脱いだ服を着る。
「いいの?」
「やりたくないんだろ?」
「そうだけど」
「俺、別に飢えてないし」
ベッド上で固まったままの私を見て、彼は笑う。
「……寝るから、部屋戻って」
読書に戻る気にもならないし、これ以上、彼とここで二人きりでいたくない。
テーブルに広げた勉強道具を彼が無言で片付けていく。
ドアの前に立った彼はぽつりと言った。
「一つ、お願いがあるんだけど」
「……なに?」
「お姉さんさえよかったら、初めての男は俺にしてくれない? ちょっとマジで惚れそうだから」
襲われかけた相手にそんなことを言われても、そう簡単に心はときめかないし、返事もできるわけがない。
なのに、彼の頬が少し赤いから、
「考えておく」
気づけば、そう返事していた。
◇終◇
-------------------------------------------------
読んでくださってありがとうございました。
よかったらコメント欄などから感想の声を聞かせてください。
今後の創作の励みにさせていただきます。
PR
この記事にコメントする
ふはー!(感想)
いいと思います。おねえが自分の友達なら「付き合っちゃいなよー」とけしかけ、もしおねえが自分だったら、後で弟に直接言わずとも文句言うかリサーチしちゃうかもですが…。攻めて来ておいてもちゃんと引ける人は好きです。
Re:ふはー!(感想)
ほたるさん、感想ありがとうございます。
自分が彼女の友達だったら、ってそれは面白そうですね。そういう発想はなかったです。で、その友達はけしかけるようなキャラなのですね……なるほど(笑)
リサーチはしてしまうかもしれませんね。さすがに事実を弟には言えないかと。「あいつと何かあった?」と聞かれる可能性大(笑)
欲に任せて突っ走るような人物を小説で書くのは苦手なので、私の書く男は皆さん紳士的になってしまいます。なにより、あそこで突っ走られたらここで公開できませんし(笑)
ほたるさんなりの楽しい「その後想像」を聞かせてくださってありがとうございました。
自分が彼女の友達だったら、ってそれは面白そうですね。そういう発想はなかったです。で、その友達はけしかけるようなキャラなのですね……なるほど(笑)
リサーチはしてしまうかもしれませんね。さすがに事実を弟には言えないかと。「あいつと何かあった?」と聞かれる可能性大(笑)
欲に任せて突っ走るような人物を小説で書くのは苦手なので、私の書く男は皆さん紳士的になってしまいます。なにより、あそこで突っ走られたらここで公開できませんし(笑)
ほたるさんなりの楽しい「その後想像」を聞かせてくださってありがとうございました。
SS探しなどにどうぞ
最新コメント
ながの<返信済
(07/27)
ながの<返信済
(05/05)
killerqueen<返信済
(05/02)
killerqueen<返信済
(04/16)
killerqueen<返信済
(01/28)
プロフィール
HN:
水月
性別:
女性
自己紹介:
年齢:30代前半
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン
在住地:近畿地方
執筆歴:15年ほど
執筆ツール:WinXPノートパソコン